あまり知られていない「珪藻土」
あいにくギャラリーを留守にしているときに「あら〜・・・」とお会いできなかった方々も多々。申し訳ございません。展覧会は感じるままに鑑賞していただくことをよしとしていますが、会場としている神田神保町界隈は、どちらかといえば古本屋さんが軒をつらねているところ。銀座や京橋とは異なりギャラリーを流して回るルートから少し外れますので、訪れる方々は何らかのつながりか作家のファンということになりますね。ですからさりげなくお声がけをすることにしました。会場は作品が浮かび上がるように、しかも白い壁面に作品の影が蜃気楼のようにうつりこむようしつらえており、たたずむと視覚的にも聴覚的にも二人のインスタレーションが一体となって感じられるような展示です。造形作品の形態/色彩、配置、流れる音の不思議さ・・・。しばし身をゆだねているといつの間にか空間のなかにとけ込んでいく。帰りぎわに「何かご質問があればお答えいたしますが」」「いががだったでしょう」と。素材になっている珪藻土についてはあまり知られておらず、製品には七輪やエコー壁材、また特徴、ロマンなどをお話すると、展覧会の意味するところにもっと近づいてくださるようです。明日のワークショップ&パフォーマンスは、作家とともに珪藻土への想像力をひろげていく内容になっています。
by ysmile
| 2008-01-26 10:11
| ■ マイル・ダイアリー